Low Power FM Broadcast 用 アンテナを紹介します。
 

このアンテナは、私の友人のやっているミニFM局の、
ために作った物です。  その時のデータを紹介します。

原設計は、以前 私が79MHz用に設計製作したものを、88MHz用に
計算しなおしたものです。

構成は2素子垂直偏波1面/フォールデッドダイポール/バランは
Uバランを使用し50Ωにマッチングを取っています。

寸法は、以下の通りです。 皆さんがアンテナを作るときの参考にして下さい。
 


 
 

このアンテナを当時住んでいた建物の屋上に、
実際に使用する条件に合う形で仮設し調整を行ないました。
 

未調整で測定してみると、同調周波数が86MHz付近にブットンでます。

 
 

データーから推測し有る程度の調整後のVSWRです。
当然ながら、本来の同調点に近づいたので同調も深く入ってます。
同調周波数が、今度は高めに出ていますが、(88.484) 88MHzでVSWRが1.02です。

  

もう少し調整を、すればかなり良いところまで持っていけそうですが
使用条件等の関係で妥協します。
これでも、某コミニティーFMのアンテナからすればかなり良い状態です。
 

このアンテナは指向性が、あるので建物の反射等の条件も考慮して見るためにアンテナを
各方向に旋回し測定を、行ないましたがさほど結果に影響が出ていません。
VSWRが1.02〜1.05位で、ある程度安定しています。

  
 

以上 ・計測結果
 
 

場所を移し実際に使用した結果では、SWR1.05位で
結構良い状態で電波が出ていました。
 
 

2素子構成なので、わずかな指向性があります。

後にMMANAを使ってアンテナのシュミレーションをしてみました。
MMANAは私の知る限り最も優秀なアンテナのシュミレーション・ソフトです。
MMANA
 
 

アンテナの構成をCADで、描けるので、アンテナそのものの姿が見えます。
構成データーを入力ミスしたままシュミレーションするなどと言うマヌケな事がおきません。
88_2E_v.maa


 

MMANAはアンテナの構成をCADで描けるので、アンテナを立ち上げる
マストもアンテナの一部としてシュミレーションが出来るので
実際に使用する条件をかなり忠実に再現できます。
88_2E_vpp.maa

アンテナを実際に使用したパターンとMMANAでシュミレーションしたものと
差異は、ほとんど有りませんでした。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

実際に設置されたアンテナを紹介します。

  
 
 
 


 
 
 

このアンテナについてのご質問は、こちらまで  以上。
 
 
 
 


 
 
 
 
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2001/11/27 from LastUpdate. 2005/04/22